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関係者の合図で発車する伊予鉄道郊外線の新型車両7000系=2025年2月21日午後2時1分、松山市駅、宮沢崇志撮影
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 【愛媛】伊予鉄道の郊外線で67年ぶりの完全新設計の新型車両となる7000系電車が21日、営業運転を始めた。松山市駅で出発式があり、清水一郎社長や沿線自治体の首長らがテープカットし、出発合図をした。

 新型車両は省エネ性能を向上させて消費電力を削減、再生可能エネルギーの電力を使用する。扉の上部にデジタル画面を設置。中づり広告をやめて、広々とした車内を実現した。近畿車両(大阪府)が製造した。

 2編成6両で、横河原線、高浜線、郡中線を走る。伊予鉄グループは、3年間で約40億円を投資し、計6編成18両を新型に置き換える予定。

 出発式で清水社長は「公共交通は厳しい環境ですが、前向きに投資していきますので、みなさまにはぜひ、乗っていただきたい」とあいさつした。

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