米大統領選でトランプ前大統領の当選が確実になったことを受け、フランスのルコルニュ国防相とドイツのピストリウス国防相は6日夜、パリで急きょ会談した。ウクライナ支援や北大西洋条約機構(NATO)の存在に懐疑的なトランプ氏の復権が確実になったことで、欧州の防衛戦略の中心を担う独仏は対応を迫られている。
ルコルニュ氏は会談後の共同会見で、「欧州が米国に安全保障を委ねることはできない。たとえ友人であっても依存していては、自立できない」とし、欧州の自立的な防衛戦略をさらに強化する必要性を訴えた。
ピストリウス氏は、「米国の…