2021年12月4日、フランス・ダンケルク近郊のロオン海岸の仮設キャンプで、大雨が降る中、傘さすクルド人の難民申請者=ロイター

 仏北部のドーバー海峡に近い町で14日、計5人が射殺される事件が起きた。フランスの地元メディアが報じた。容疑者と見られる男は警察当局に出頭し、逮捕されたという。

 地元メディアによると男は14日午後3時ごろ、ドーバー海峡から20キロほど内陸に入った町ボルムーで、会社を経営する男性を射殺した。男は沿岸部の町ロオン・プラージュへと移動し、難民申請者が不法に占拠するキャンプ付近で、キャンプに住むクルド人2人を射殺。さらに、この町の港湾地区の警備員2人も射殺したという。

 容疑者と見られる男は22歳で、複数の銃器を所持していたという。5件の殺人について容疑を認めているが、動機はわかっていないという。

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