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人材不足に悩む介護の現場では、外国人の働き手の受け入れも進みつつある=2023年9月15日、埼玉県久喜市、関根慎一撮影

 介護人材不足に対応するため、厚生労働省は、介護福祉士試験の科目を複数のパートに分け、部分ごとの合格判定を翌年度以降も持ち越せる「パート合格」の導入を決めた。来年度の試験から導入予定。受験しやすい環境を整え、人材確保につなげたい考えだ。

 厚労省によると、現行の介護福祉士試験では13科目の筆記試験を実施。昨年度の合格率は82.8%だった。今年3月末時点で194万1748人が資格者として登録されている。

 11日にまとまった検討会の案では、筆記試験の13科目を三つのパートに分割。合格したパートを翌年度の試験に引き継ぎ、不合格だったパートのみを受験できる仕組みを導入するとした。パート合格は、翌年から2年間有効にする。

 厚労省によると、少子高齢化…

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