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 博多祇園山笠が1日、開幕した。工夫を凝らした飾り山笠(やま)が13カ所で公開され、博多の街に夏の訪れを告げた。

 福岡市博多区の上川端商店街では、八番山笠・上川端通の飾り山笠「ガンダム 博多迅雷伝」がお披露目。高さ約12メートルの迫力ある姿に、通行人らが見入っていた。

 飾り山笠を一目見ようと訪れていた福岡市の70代男性は、「迫力に驚いた。外国の観光客に、山笠の魅力が伝われば」と笑顔で話した。

 一方、福岡市中央区の「MARK(マーク) IS(イズ) 福岡ももち」では、十番山笠・福岡ドームの飾り山笠「美破鷹之誉(びばたかのほまれ)」が公開された。高さ約11・5メートルの威容に、家族連れなどが足を止め写真を撮る姿が見られた。

 香川県から訪れた西田敏伸さん(54)は「飾り山の装飾を毎年考えるのは大変だと思う」と制作にあたる人形師の苦労を想像した上で「いよいよ山笠という感じ。楽しみです」と期待感をにじませた。(山本達洋)

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