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子どもたちがマイクラでつくっている「見沼区ワールド」の画面=2024年9月27日午後3時28分、さいたま市立大砂土東小学校、石平道典撮影
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 子どもたちが地域について学んだり、未来のまちづくりを想像したりするツールとして、オンラインゲーム「マインクラフト(マイクラ)」の活用が広がっている。仮想空間に建物や街を自由につくれるゲームで、楽しみながら街の現在や将来の魅力を発見するとともに、プログラミング的思考も育む試みだ。(石平道典)

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 さいたま市立大砂土(おおさと)東小学校(同市見沼区、全校児童1085人)では、3年生が総合学習の授業で「教育版マインクラフト」を使い、見沼区の街の再現に取り組んでいる。

 「見沼区の人に、地域の良さを再発見してもらうのが目的。マイクラで『見沼区ワールド』をつくろう」。9月下旬にあった授業で、担任の天野翔太教諭(39)が説明すると、子どもたちは1人1台の学習用端末でキーボードを操作し、作業にとりかかった。ブロックで思い思いの形の建物を築いたり、マイクラ内を探索したり。仮想の「見沼区ワールド」には、小学校、スーパー、喫茶店など地域に実在する建物が並ぶ。

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 子どもたちは事前に社会科見学で地域の店などを訪れ、調べ学習をした。そこで見つけた街の良さを、自由な発想を加えて仮想空間上に再現。つくり上げた「見沼区ワールド」は、区役所で、訪れた人たちに発表する予定だ。

 授業の途中、1人が「先生…

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