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京都府

 京都府教育委員会は29日、来春に府内の中学校などを卒業する生徒の進路希望状況(10日現在)を発表した。

 来年3月の中学校などの卒業予定者は前年比397人減の2万1522人。通信制を含む高校などへの進学志望者は全体の98・7%にあたる2万1248人だった。

 公立の全日制を志望したのは52・2%にあたる1万1239人で、そのうち9割の1万101人が前期選抜を志望した。公立志望者は過去最低となり、府教委は「私立高校生を対象にした授業料補助制度の浸透が要因の一つ」とみる。最高倍率は「鴨沂普通科A方式1」で、6・71倍だった。

 定時制は全体の1・8%の396人。増加傾向が続く通信制は4・3%の934人で割合では過去最高となった。

 また、私立を志望したのは全体の33・9%(前年比0・9ポイント増)の7289人だった。

 前期選抜は来年2月17、18日に行われ、25日に合格発表がある。

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