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特別公開される大報恩寺(千本釈迦堂)の狩野山楽筆屛風絵の左隻=2024年10月23日午前10時59分、京都市上京区、新井義顕撮影
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 秋の京都非公開文化財特別公開(京都古文化保存協会主催、朝日新聞社特別協力)が26日から始まるのを前に、「千本釈迦堂」の名で知られる大報恩寺(だいほうおんじ、京都市上京区)で23日、報道向け内覧会があった。今夏に国宝指定された木造六観音菩薩(ぼさつ)像などが公開された。

 千本釈迦堂の本堂は鎌倉時代にでき、洛中最古の国宝建造物とされる。六観音菩薩像は、千手観音や十一面観音など6体の観音像からなり、こちらも鎌倉時代の1224年につくられた。菊入諒如(りょうにょ)住職は「大がかりな修復がなく、そのまま令和の時代に拝むことができる」と話す。同じく国宝になった木造地蔵菩薩立像や、狩野派の絵師・狩野山楽による六曲一双の屛風(びょうぶ)も見ることができる。

 特別公開は京都市内の17カ所、京都府北部の11カ所の計28カ所で実施される。12月8日までだが、公開日はそれぞれ異なる。詳細は協会のホームページ(http://www.kobunka.com/別ウインドウで開きます)。問い合わせは協会(075・451・3313)。(清水謙司)

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