JR京葉線で快速電車を大幅に減便した今春のダイヤ改定を巡り、千葉市の神谷俊一市長は25日の定例会見で、利用者を対象にした影響調査の途中経過について言及し、アンケート開始から約1カ月で1万2千人を超える人から回答があり、8割が「悪い影響がある」と答えたことを明らかにした。
神谷市長によると、回答者の6割が「乗る電車を早めた」などと回答した。別路線に切り替えるなどして「京葉線の利用を停止した」と答えた人も3割に上る。回答者は25日午前9時時点で1万2458人。半数が千葉市民で、3割は外房、内房沿線に住む利用者という。
神谷市長は「ダイヤ改定が市民生活、経済活動に変化を生じさせていることがうかがえる。JR東日本との協議を継続しないといけない」と話した。アンケートの結果は今後詳細を分析する。
アンケートは3月23日に始まり、今月30日まで。市のホームページなどから回答できる。(前田基行)