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「北野をどり」の舞台の写真撮影に臨む芸舞妓ら=2025年2月6日、京都市上京区、清水謙司撮影
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 京都に春の訪れを告げる花街・上七軒の「北野をどり」が3月20日から上七軒歌舞練場(京都市上京区)で始まる。本番を前に6日、芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)たちがパンフレット用の写真撮影に臨んだ。

 北野をどりは、京都の花街で最も早く始まる春の舞台公演だ。73回目となる今回は第1部で、孫悟空でおなじみの西遊記をモチーフに書き下ろされた舞踊劇を楽しめる。セリフを多用したストーリー性に富んだ内容。子どもたちや外国人観光客にも親しめるという。花街の公演に関心を持つ外国人も多いことも受けて、わかりやすさにこだわった。

 第2部では花街の情緒にあふれる純舞踊「宵のあそび」。芸妓、舞妓がそろう定番のフィナーレ「上七軒夜曲」もある。

 この日、実際に舞台で使う衣装をまとった舞妓たちは「そろそろ春が来るんやなという気持ちで楽しみどす」「おけいこもきばって頑張っていきとおす」などと話していた。

 北野をどりは4月2日まで。公演は1日2回。観覧券は6千円(お茶席付き7千円)。問い合わせは上七軒歌舞会(075・461・0148)。

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