JR五所川原駅待合室に移設されるキハ40形運転席=JR東日本秋田支社提供

 改装中のJR五能線五所川原駅待合室の完成お披露目を兼ねた五所川原レトロまつりが22日、青森県五所川原市の同駅周辺で催される。近くの津軽鉄道津軽五所川原駅と弘南バス五所川原駅前案内所を合わせた3会場で、昭和の公共交通に思いをはせるイベントだ。

 JR東日本と津軽鉄道、弘南バスの共催で、午前10時~午後3時。

 JR秋田支社によると、同駅待合室は天井や壁など一部を改装中だが、この規模の改装は1976年の駅舎完成以来初めて。駅周辺一帯のにぎわい創出を目的に「昭和レトロ風に改装している」という。

 待合室には、旧国鉄時代から五能線を走っていた車両の運転席と座席を移設展示。昭和のお茶の間を思わせる2畳間の小上がりも新設する。いずれも実際に座れる。

 同駅での注目イベントは鉄道古物販売。沿線駅で使われていた改札のフネ(切符を切る駅員が入るブース)や駅長室表示板、車両側面の行き先表示板など限定100個を販売する。購入は1人1点まで。

 昭和の写真パネル展や飲食物・レトロ雑貨販売も。

 その他の主なイベントは次の通り。販売会などの詳細は「五所川原レトロまつり」で検索を。(吉田耕一)

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 【JR五所川原駅】

 ●有料パスポート(1人500円)で三つの体験

 ①駅長制服で記念撮影(改札のフネに入って)

 ②カプセルトイで五能線グッズ(キーホルダーなど)

 ③縁日遊びで鉄道グッズ(バッグやハンカチなど)

 ●ちびっこ工作キット配布

 キハ金魚ねぶた工作キットやリゾートしらかみ塗り絵

 ●金木小三味線クラブの津軽三味線演奏(午前11時半)

 【津軽五所川原駅】

 ●ストーブ列車カフェ

 ホーム停車中の列車内で飲み物が楽しめる

 ●津軽鉄道グッズ販売(鉄道部品など)

 【五所川原駅前案内所】

 ●昭和レトロラッピングバスで記念撮影

 ●弘南バスグッズ販売(ICカードケースなど)

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