池田市立五月山動物園で暮らすオーストラリア出身のウォンバット。その愛くるしい魅力をPRしてもらうため、アイドルグループ「乃木坂46」の与田祐希さんが市のウォンバット応援大使に任命された。これまでもウォンバットが「推し」であると公言してきた与田さん。市は与田さんの発信力に期待している。
「23年生きてきて初めて『推し』ができた。本当にうれしく、よりたくさんの方に知ってもらえるように精いっぱい頑張ります」。19日に市役所であった委嘱式で、滝沢智子市長から委嘱状を受け取った与田さんは抱負を話した。
与田さんは同園のウォンバット「フク」がお尻をかく動画をインスタグラムでたまたま見たのをきっかけに「なんて可愛い。一目ぼれでした」とSNSなどでファンであることを公言。2年ほど前に1人で訪れたのを機に仕事の合間を縫ってこれまで5回も通ったという。
「フク」は「動きがおじさんチック」で、長寿でギネス世界記録を持つ「ワイン」は貫禄があり、「ユキ」はかわいらしさを備えるなど、「アイドルグループみたいにそれぞれの魅力がある」と与田さん。「これからもたくさん会って、可愛い姿をSNSで発信していきたい」と意気込む。
アイドルグループのメンバーとしてたくさんのファンがいる与田さん。「少し違うかもしれませんが、私も(ウォンバットのために)遠征したり応援したりして、私のファンの方と心が少し通じたような気がしています」とも話した。(村井隼人)
好機を一度逃した動物園
与田さんのウォンバット応援大使就任には、五月山動物園からの働きかけがあった。
「この日を迎えるまで、本当…