中国電力は28日、島根原発2号機(松江市、82万キロワット)の原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷(そうか)」の作業を始めたと発表した。24時間態勢で進め、1週間程度かけて560体を入れる。2号機に核燃料が入るのは、東日本大震災後の2012年2月以来、約12年8カ月ぶり。中国電は12月上旬にも、原子炉を起動し、再稼働させる方針だ。
燃料装荷は、核燃料を束ねた集合体を原子炉に入れる作業。中国電によると、原子力規制委員会の認可を得て、28日午後1時から作業を始めた。作業が計画通りに進めば、再稼働に必要な検査や試験を行い、規制委の使用前確認を経て、再稼働に臨む方針。営業運転は来年1月上旬を見込む。
島根原発は、11年3月の震…