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上海の映画館に掲げられたアニメ映画「ナタ2」のポスター。空前のヒット作となっている=2025年2月13日、小早川遥平撮影

 中国で春節(旧正月)に公開された中国のアニメ映画「ナタ2」が空前のヒットとなっている。国営中央テレビ(CCTV)は、興行収入が歴代1位になり、13日には100億元(約2100億円)を突破したと伝えた。アジア映画で歴代トップに立ち、世界で17位に付けている。日本でも公開予定という。

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 この映画は、2019年に公開された「ナタ 魔童降臨」の続編で、西遊記にも登場する子ども姿の神を主人公にしたファンタジー。最新のCG技術を駆使した映像が評判を呼んでいる。中国メディアによると、1980年生まれの餃子監督は、幼少期に日本のアニメ「ドラゴンボール」や「聖闘士星矢」の影響を受けたという。

世界トップ10も視野に

 CCTVは、中国初の2億人…

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