中国では10月1日の国慶節(建国記念日)からの7連休を控え、旅行需要が高まっている。コロナ後の航空便数の回復が後押しし、日本への渡航も人気だ。一方、日中関係に影響を及ぼす事件が続き、中国側も、訪日客に行動に注意するよう呼びかけている。
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上海の浦東空港は27日、国慶節を前に早くも出国する人たちでにぎわっていた。上海の女性(29)は週末と有休と合わせて10連休を取り、母親と日本の関西に出かける。2月の春節でも日本に来たが、「新年より航空便が増え、航空券も安くなった」と語る。
格安航空会社(LCC)を利用し、家族6人で東京に行く男性(37)は片道1千元(約2万円)でチケットを取った。「値段は中国国内に行くのと変わらない。日本は気候もいいし、食べ物もおいしい。子どもにアニメなど日本の文化に触れさせたい」と話す。
日本への航空券価格が大幅に低下
交通運輸省は、今回の連休中…