天皇、皇后両陛下が9月の能登豪雨による被災者見舞うため、17日に石川県を訪問することが13日の閣議で報告された。両陛下は元日に発生した能登半島地震のお見舞いとして今春、2度にわたり同県を訪れており、今回が3度目となる。
宮内庁によると、両陛下は17日に空路で日帰り訪問する。大雨災害で甚大な被害があった同県輪島市で避難所を見舞うほか、災害対応に尽力した警察や消防関係者をねぎらう予定。
天皇、皇后両陛下は、厳しい冬へと向かう能登地方で厳しい生活を送る被災者の心身の健康を案じており、皇后さまは9日の誕生日にあたって公表した文書の中で「復旧・復興への歩みを進める中、大雨による被害が発生したことにも心が痛みます」などとつづっていた。3度目の訪問はそうした両陛下の気持ちを踏まえ、宮内庁と石川県で調整した。