世界遺産の下鴨神社(京都市左京区)で、境内の御手洗(みたらし)池に足を浸して無病息災を祈る「みたらし祭」が28日まで開かれている。平安時代から続く夏のみそぎの風習で「足つけ神事」とも呼ばれ、土用の丑(うし)の日の前後にある。
参拝者は水温約15度の池に膝(ひざ)下までつかり、ろうそくを供えた。池から上がった後は「御神水(ごしんすい)」を授かった。家族と訪れた京都市の小学5年、林輝(ひかる)さんと安田樹以さんは「めっちゃ冷たくて気持ちよかった。夏休みのいい思い出になった」と話した。
午前9時~午後8時。献灯料500円。問い合わせは下鴨神社(075・781・0010)。(西崎啓太朗)