JR軽井沢駅に到着した上皇ご夫妻=2024年8月22日午後1時2分、長野県軽井沢町、代表撮影

 右の大腿(だいたい)骨を骨折し手術を受けた上皇后美智子さまは13日、入院先の東京大学医学部付属病院(東京都文京区)を退院した。宮内庁によると、術後の経過は順調で、今後は住まいでリハビリに取り組むという。

 上皇后さまは車いすのまま車に乗り、住まいの東京・元赤坂の仙洞御所に戻った。車寄せでは上皇さまが出迎え、お二人は言葉を交わしたという。仙洞御所でも当面は車いす生活となるが、理学療法士の指導のもとで歩くためのリハビリに取り組む。

 上皇后さまは右大腿骨上部を骨折し、8日に「骨接合術」という手術を受けた。手術翌日から車いすに移りリハビリに取り組んでいる。入院中から手術や看護に心を尽くしてくれた病院関係者に感謝し、気持ちを伝えたという。(中田絢子)

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