2024年に活躍した若手芸人を表彰する第10回上方漫才協会大賞が、なんばグランド花月（NGK、大阪市中央区）で発表され、大賞に「ドーナツ・ピーナツ」が選ばれた。普段は大阪のよしもと漫才劇場を拠点に活動している漫才コンビ。ドーナツ（32）は「こっからが大事やと思うんで、NGKでも、うけるようにしたい」、ピーナツ（32）は「一個一個の舞台を大事に、一生懸命打ち込みたい」と語った。
ドーナツ・ピーナツの2人は北九州市出身で、高校の同級生。東京の養成所を卒業後に同協会の中田カウス会長に弟子入りし、大阪へ。独創的なピーナツのボケに、ドーナツの鋭いツッコミを繰り広げる正統派漫才で、在阪局のテレビやラジオでも活躍している。
新人賞には昨年のM―1グランプリで決勝まで残った「ジョックロック」、特別賞にはM―1で史上初の2連覇を果たした「令和ロマン」がそれぞれ選ばれた。
また、吉本興業は、東京・渋谷のヨシモト∞ホールを3月で閉館することを発表した。同ホールは2006年3月に開館し、若手芸人の活動の場になっていた。これに伴い、新たに「渋谷よしもと漫才劇場」を今春オープンする予定だという。
