宮内庁の黒田武一郎次長は11日の定例会見で、東京都中央区の聖路加国際病院に入院中の三笠宮妃百合子さまの容体について、週末から大きな変化はないと説明した。「心臓と腎臓などの機能低下が進みつつあり、意識は低下した状態」という。
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黒田次長によると、百合子さまは現在も一般病棟で休んでいる。意識は低下した状態だが、11日午前も声かけに目を開いたという。
孫の三笠宮家の彬子さまらが同日も見舞った。
百合子さまは昭和天皇の末弟三笠宮崇仁さま(2016年に逝去)の妻で、皇族最高齢の101歳。今年3月に脳梗塞(こうそく)と誤嚥(ごえん)性肺炎と診断され、入院して療養を続けている。今月7日の検査で心臓や腎臓など全身の機能が低下していることが判明。9日以降、彬子さまや、高円宮妃久子さまが公務を取りやめて病院を見舞った。(中田絢子)