大阪・関西万博の開幕まで3カ月となった13日、主催する日本国際博覧会協会は、抽選予約が可能となるパビリオン36館とイベント11件を公表した。4月13日の開幕日に行われる人気歌手Adoさんのライブも含まれる。これまでの抽選予約は一部のチケットのみが対象だったが、対象を拡大して受け付けを本格化させた。
協会によると、抽選予約の対象となるパビリオンは、オーストラリア、カナダ、タイ、ブラジルなどの海外パビリオン12館や、民間パビリオン11館、シグネチャーパビリオン8館など。イベントは、開幕を記念したAdoさんのオープニングスペシャルライブ、水と空気をテーマにしたウォーターショー(会期中毎日)、和太鼓エンターテインメントショー(5月14、15日)、などとなっている。
予約が可能になるパビリオンとイベントは、協会ホームページの告知(https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250110-04/)から確認できる。イベントの開催日によっては今後予約できるようになるものもある。
協会は昨秋、「超早割一日券」の購入者を対象に抽選の先行予約を開始。今回は購入したチケットに関わらず、来場日の3カ月前から2カ月前の前日の、パビリオン入場やイベント参加の抽選予約を受け付ける。
利用者はまず来場日を決めた上で、その日に開いているパビリオンやイベントの抽選予約を申し込める。入場可能な期間が限られている夏パス(7月19日~8月31日の午前11時以降)などは、来場日の3カ月前まで予約できない。
今後の予約機会は計4回。①今回②来場1カ月前~8日前の抽選予約③来場3日前~前日の空き枠の先着予約④来場日予約をした上で来場した日に空き枠の先着当日予約。最終的に予約をとれるのは各回1枠で、最大計4枠を確保できる。
前売り券は1月8日時点で計約751.5万枚が売れたが、前売り目標である1400万枚の半分ほどにとどまっており、今後の販売促進が課題となっている。
万博は人工島の夢洲(大阪市此花区)で半年間開催され、世界158カ国・地域が集い、約2820万人の来場者を見込んでいる。