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大林組などによる夢洲の開発イメージ図=夢洲第2期区域開発基本構想検討会提供
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 大阪府と大阪市は9日、4月開幕の大阪・関西万博の会場となる夢洲(ゆめしま)(同市此花区)の閉幕後の跡地利用について、高級ホテルやサーキット、リゾート施設の建設をめざす2案を優秀提案に採用したと発表した。今後、2案をもとに開発に向けた総合計画を策定し、今秋にも開発事業者の募集を始める。

 府市は昨年9月から民間事業者を対象に、万博の会場約155ヘクタールのうち、中心部の50ヘクタールの活用策を募集。北隣には2030年秋ごろにカジノを含む統合型リゾート(IR)が開業予定で、府市は「万博の理念の継承」や、IRとの相乗効果などの観点で選考した。

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 府市によると三つの提案があり、大林組(東京)と関電不動産開発(大阪市)をそれぞれ代表企業とする2案を優秀提案に採用した。

 大林組の提案は、アリーナ、サーキット、高級ホテルを建設する内容。サーキットではモータースポーツを開催し、同社は将来的に世界最高峰のモーターレース「F1」の誘致につなげたい考えもあるという。万博のシンボルである大屋根リングも一部を残すとした。

 関電不動産開発の提案は、高…

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