
4月に開幕する大阪・関西万博の会場のシンボル・大屋根リングが4日、「最大の木造建築物」としてギネス世界記録に認定された。リングは344億円をかけて建てた意味や、保存・再利用について議論が続いている。
「厳正なる審査の結果、見事ギネス世界記録に認定された」。大阪市此花区の埋め立て島・夢洲(ゆめしま)の万博会場で4日午前、ギネス公式認定員がそう発表し、万博協会の石毛博行事務総長とリングを発案した会場デザインプロデューサーの藤本壮介さんに証書を手渡した。
記録名は「最大の木造建築物(The largest wooden architectural structure)」。真上から見た面積が6万1035.35平方メートルあり、これが木造で世界最大とされた。
石毛氏は「主催者として大変…