「愛大入試まるかじり講座」で、一般選抜をめざす受験生や保護者に語る後藤憲浩さん=2024年12月1日、愛知大学、愛知大学提供

 「年内入試」へのシフトが進む大学入試。東海地方の大学でもその傾向が強まる中で、年明けに行われる一般選抜に挑む受験生や保護者は、どうモチベーションを高めていけばいいのか。一般選抜の入学者が多い愛知大学(名古屋市東区)の入試課に勤め、セミナーや高校での講演を通して受験生にエールを送っている後藤憲浩さん(45)に聞いた。

 ――2023年春の大学入学者は、「年内入試」と呼ばれる総合型選抜と学校推薦型選抜の学生が初めて半数を超え、一般選抜を上回りました。今月1日に実施された東洋大学(東京)の学力検査を課す「学校推薦入試 基礎学力テスト型」は、志願倍率が約35倍に上り注目を集めました。

 東海地方でも、年内入試による入学者の比率は年々高まっていますし、日本全体では、私立大学に限らず、国公立大学を含めても5割以上が年内入試で決まる時代に入ってきています。私立大学だけなら、もう6割を超えていると思います。その中で、愛知大は一般選抜による入学者が5割以上と、一般選抜の割合がとても高くなっている大学です。

 東洋大の新入試が話題を呼び…

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