かつて各地に数多く建設され、ファミリー層の憧れだった「ライオンズマンション」が、イメージを一新して巻き返しを図っている。販売を手がけるのは不動産会社「大京」。2000年代半ばまで長年、業界トップを走ってきた「王者」の復権はなるのか――。
東京の一大ターミナル駅の池袋から徒歩約10分の街中に立つ「ザ・ライオンズ池袋」。玄関ホールやラウンジにアートが点在し、台所や洗面台には御影石が使われている。
3LDKは1億2千万円以上。40~50代のDINKS(共働きで子どものいない夫婦)や富裕層が購入しているという。ライオンズマンションの象徴だったライオンの像は置かれていない。
受話器を手にくくりつけて…とうわさも
ライオンズマンションの第1…