ロシア軍は10日、ウクライナ北東部ハルキウ州との国境沿いで新たな地上作戦に踏み切った。越境してウクライナ側の街や集落を攻撃。11日もウクライナ領土内で攻防が続いている模様で、今後戦線が拡大する可能性がある。
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ウクライナ軍参謀本部によると、同軍はウクライナ第2の都市ハルキウの北約25キロのリプツィと北東約50キロのボウチャンスクで反撃に出ている。その間に位置する、国境から5キロ前後の五つの集落をめぐる戦闘が起きており、同軍は今後、現地部隊を増強するという。
ロシア国防省は11日、これらのうち四つを含む5集落を「解放した」と発表した。一方、ウクライナのメディア「ウクライナ・プラウダ」は10日に軍関係者の話として4集落が占領されたと報じたが、ウクライナ当局は否定した。
ロシアは激しい砲撃のほか…