ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、ロシアで拘束されていた米国人男性を釈放した見返りに、米国側がロシア人受刑者1人の釈放を決めたと明らかにした。インタファクス通信が伝えた。「（双方の釈放についての）合意は、最悪の状態にある相互信頼を高める確実な一歩になる」と、米国のトランプ政権との関係改善に期待を示した。
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ペスコフ氏は、ロシア人受刑者の名前は明らかにしなかったが、「数日以内に帰国する」とした。トランプ米大統領は、ロシアがさらに1人を解放するとしていたが、ペスコフ氏は「ここ数日、関係機関の接触が増えている」と述べるにとどめた。
米政府は11日、ロシアに拘束されていた米国人教師のマーク・フォーゲル氏が解放されたと明らかにした。ウィトコフ中東特使がロシアを訪れ、ともに米国に帰国した。米メディアによると、米高官のロシア訪問が公となったのは、2021年11月のバーンズ米中央情報局（CIA）長官（当時）以来という。
