ロシアで開かれていた新興国グループ「BRICS」の外相会合が11日、2日間の日程を終えて閉幕した。加盟国が5カ国から10カ国に拡大して初の公式行事で、議長国ロシアは加盟国の結束を誇示し、一層の拡大を目指すと強調。ウクライナ侵攻で対立する米欧への対抗軸にする考えを鮮明にした。

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 「世界を分断しようとしているのは米欧だ。BRICSは国際社会での正義を求める国々のグループとして現れた」

 ロシアのラブロフ外相は閉幕後の記者会見でこう述べ、「世界の覇権を握り続けたい米欧」に対し、BRICSは「公正な世界」を目指していると強調した。

「30カ国近くが加盟を希望」

 ウクライナ侵攻についても…

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