前日より大幅に安くなったドルの両替レート掲げる両替所=2025年2月13日、モスクワ

 米ロ首脳が電話協議したことを受け、ロシアの通貨ルーブルが13日、一時、昨年9月以来、初めて対ドルで90ルーブルを割った。3カ月前に比べても約2割高い水準だ。ロシア経済はウクライナ侵攻の継続により、ロシア政府の財政余力の減少や、高止まりするインフレなどへの根強い懸念が続いてきたが、戦争終結への期待が高まったためのルーブル高騰とみられる。

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 ロシアの経済紙RBCによると、13日のルーブルの為替相場は対ドルで一時、89・5005ルーブルをつけた。ロシアが新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」でウクライナを攻撃し、戦争激化の懸念が高まった昨年11月下旬からは17・5%高い水準となった。

 独立系メディア「ショット」…

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