
ブッシュ(父)政権で1989~93年に駐日米大使を務めたマイケル・アマコスト氏が8日、死去した。87歳だった。湾岸戦争時に日本に対して貢献するよう求めるなど、「ミスター外圧」と呼ばれた。
所属していたスタンフォード大などが明らかにした。91年の湾岸戦争では、駐日大使として日本に自衛隊の派遣など国際貢献を強く働きかけたことで知られる。
外交官として、駐フィリピン大使、国務次官などを歴任。駐日大使を離任した後は、米シンクタンク・ブルッキングス研究所の所長を経て、スタンフォード大アジア太平洋研究センターのフェローを2021年まで務めた。
日米交流団体「ジャパン・ソサエティー北カリフォルニア」はSNSで、「日米関係の強化に向けたたゆまぬ献身は、永続的な遺産を残した」と追悼した。