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スカイプのロゴ=ロイター

 米マイクロソフト(MS)は2月28日、通話サービス「スカイプ」のサービスを5月5日で終了すると発表した。MSが提供する会議システム「チームズ」に一本化するとしている。

 MSは2011年、スカイプを約85億ドル(約1.3兆円)で買収。当時のMSとして最高額の買収となった。ネット経由の無料通話サービスで人気を集めていたスカイプの買収で、スマートフォンで先行する米アップルに対抗する狙いがあった。

 だが、米メタ傘下の通話アプリ「ワッツアップ」や会議システム「ズーム」など様々なコミュニケーションアプリが広がるなか、優位性を失っていた。米メディアによると、16年に3億人いた利用者は、23年には3600万人に減っていた。

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