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米ワシントン州シアトルで12日、ストライキを求めて行進する米ボーイングの労働組合の組合員ら=AP

 米航空機大手ボーイングの従業員約3.3万人が加入する労働組合は12日、現地時間の13日からストライキを始めると発表した。ストは2008年以来、16年ぶり。会社と組合執行部は新たな労働協約で暫定合意していたが、組合員が投票で受け入れを拒否した。ボーイングは相次ぐ事故などで経営難に陥っており、今回のストはさらなる痛手となる。

 組合によると、暫定合意の受け入れについて94.6%が拒否し、ストには96%が賛同した。既存の労働協約は12日いっぱいで失効し、西部ワシントン州とオレゴン州の工場などで働く従業員がストに入る。ワシントン州シアトル郊外にはボーイングの大型機「777」や小型機「737MAX」などの工場があるが、当面、操業は停止する見込み。

 会社と組合執行部は8日、「…

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