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ホンダと日産自動車は13日、経営統合に向けた協議を打ち切ると正式に発表した。両社は理由について「意思決定、経営施策実行のスピードを優先するには、経営統合の実行を見送るのが適切」とした。実現すれば世界3位の自動車グループが誕生していた経営統合協議は開始から1カ月半で破談となった。
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両社はこの日、それぞれ開いた取締役会で、昨年12月に結んだ、経営統合に向けた基本合意書の撤回を決めた。同日開いた会見でホンダの三部敏宏社長は「両社が納得できる合意点を見いだせず、大変残念だ」。日産の内田誠社長は「同じ方向に行けなかったのは非常に残念」と述べた。
両社は昨年3月に電気自動車(EV)分野での戦略的な提携を検討すると表明。同年8月には提携の枠組みに三菱自動車も合流すると発表していた。このEV分野での提携については「三菱自動車を含めた3社で、引き続き生かしていく」(三部氏)とした。
単独か、協業か 迫られる選択
統合協議の破談によって、両…