災害演習の参加者は、段ボールを組み立ててベッドを作った=2025年1月18日午後5時57分、北海道北見市、古畑航希撮影

■厳冬期避難術 学んでみた ベッド編

 1月中旬、北見市で開催された厳冬期の災害演習では、段ボールベッドやスチールベッドを組み立て、その上にテントを設置し体育館で宿泊した。

 用意された段ボールベッドは長方形の箱を十字の支柱となる段ボールで補強する。支柱は折りたたまれたものを広げるだけで数秒ででき、あまりにも簡単で驚いた。箱の内側は収納にもなる。六つの箱を並べて天板を載せると、1人分のベッドになった。

 別の訓練で作った段ボールベッドは組み立てが難しく、参加者が汗もかいていた。多くの人が作業しやすく、汗が冷えて低体温症を引き起こさないために、簡単に組み立てられるベッドは有用だ。

 スチールベッドは、二つ折りを開くだけ。下には荷物を入れることができる。避難所で通路を邪魔せず、個人の荷物置き場を確保することも重要だ。

 両方の上に寝てみると安定感…

共有
Exit mobile version