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戦略核兵器の使用を想定した演習の開始を宣言するプーチン大統領=2024年10月29日、ロシア大統領府の公式ホームページから

 ロシアのプーチン大統領は28日、アゼルバイジャン航空機が墜落した事故をめぐり、同国のアリエフ大統領と電話協議し、「ロシア領空で悲劇的な事件が発生した」と謝罪した。事故当時、ロシア軍が防空システムを使用し、軍関係者を捜査していることも明らかにした。

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 ロシア大統領府が伝えた。ロシア側が呼びかけた協議では、旅客機が、目的地だったロシア・チェチェン共和国のグロズヌイの空港に何度も着陸を試みたこと、当時、グロズヌイなどにドローン(無人機)攻撃があり、ロシアの防空システムで撃退したこと、などが話し合われたという。

 また、ロシア当局が民間と軍の専門家を取り調べ、アゼルバイジャンの検察職員もグロズヌイで作業していることなどが議論されたという。

 プーチン氏は、犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表し、負傷者の一日も早い回復を祈ったとしている。

 一方、アゼルバイジャン大統…

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