モスクワのクレムリンで2024年5月7日、就任式に臨むロシアのプーチン大統領。ロシア大統領府提供=ロイター
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 ロシアのプーチン大統領(71)が7日、通算5期目の就任式に臨み、ウクライナ侵攻も念頭に「我々は偉大な民族であり、あらゆる障害を乗り越え全計画を実現する。ともに勝利しよう」と呼びかけた。一方的に併合宣言したウクライナ4州も「歴史的な土地」と呼ぶなど強硬姿勢を貫き、侵攻終結の道筋は示さなかった。

 プーチン氏は演説で、侵攻に参加する兵士らへの感謝を述べた上で、「我々の選択、ロシアの国益を断固として守るのが重要だ」とし、外国の干渉を防いでロシアを発展させるとも強調した。

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 就任式には約2600人が出席。主要7カ国(G7)では、仏大使が出席を決めた一方、日本や米英、ドイツは欠席した。林芳正官房長官は7日の記者会見で、「ロシアから在ロシア日本大使館に対して直前に招待があったが、日本政府からは出席をしない予定だ」と述べた。

 プーチン氏は2000年に初…

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