2024年7月11日、レバノン南部にある撤退ライン(ブルーライン)沿いをレバノン軍とともに徒歩でパトロールする国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)=国連提供

 レバノン南部でイスラエルとの国境を監視する国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)は8日、UNIFILの駐屯地がイスラエル軍の攻撃を受けたとして抗議する声明を発表した。イスラエル側は関与を否定しているという。

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 声明によると、7日にUNIFILの駐屯地内にブルドーザー1台と掘削機2台が侵入し、フェンスの一部とコンクリートの構造物を破壊した。

 UNIFILはイスラエルが攻撃への関与を否定していると説明した上で「イスラエル軍の行為は国際法や国連安全保障理事会決議に明確に違反している」と主張している。

 また、国連が指定したレバノ…

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