3連勝でワールドシリーズ(WS)制覇に王手をかけているドジャースのフリーマンが29日、ヤンキースとの第4戦でWS史上初となる初戦から4試合連続本塁打を放った。
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一回1死二塁で打席に入ると、約86マイル(約138キロ)の変化球を右翼席へ運んだ。先制2点本塁打を放った前日の第3戦の「デジャブ」のような一打に、敵地ヤンキースタジアムは静まりかえった。
これで2021年のブレーブス時代を含めればWS史上最長となる6試合連続本塁打と大舞台での勝負強さが光る。
フリーマンは今季、何度もチームを離脱した。シーズン中盤には神経障害の一種ギラン・バレー症候群と診断された3歳の息子が入院。一時は人工呼吸器をつけている状況になり、8月上旬に復帰した際には「『入れ替わってあげたい』と何度も思った」と涙ながらに現地メディアなどに語っていた。
9月末には右足首をねんざした。本来ならばプレーできる状態になるまで数週間かかるが、故障をおして出場を続けている。
28日に勝利した後は「何とかあと1試合勝つだけ」と語っていた。(ニューヨーク=遠田寛生)
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