元タレントの中居正広さんによる女性とのトラブルに端を発したフジテレビに関する問題では、フジの企業としてのガバナンス(統治)不全が露呈した。リスク管理の仕組みはあったが、機能しなかった。親会社の情報把握にも課題があり、今後はグループ全体の責任が問われそうだ。
フジ側の説明では、トラブルは2023年6月に発生。社員が女性から話を聴き、8月までに港浩一社長(当時)が把握したものの、こうした問題について調査する社内のコンプライアンス推進室に情報共有や調査の指示をしなかった。
「なるべく少人数で職場復帰できるまで寄り添っていこう、それが最善だと進めてきた」。先月27日の記者会見で港氏はこう釈明した。一方で、「いま振り返ると違うやり方があったのではないかということを反省している」と話した。
企業にとってコンプライアン…