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冨永洋一実行委員長=2024年10月28日午後0時47分、下関市役所、白石昌幸撮影

 山口県下関市の自慢の食を味わえる「三つの日本一 ふく、くじら、あんこう祭り」が、2日から始まった。祭りの実行委員会は秋冬の観光客を増やし、市内の飲食、宿泊、観光業を活気づけたいと意気込んでいる。来年2月20日まで。

 実行委によると、下関は「フグの取扱量」「鯨肉陸揚げ量」「アンコウの水揚げ量」で日本一を誇る。4回目の開催となる今年は、下関名物「瓦そば」「とんちゃん鍋」の店も含め、過去最多となる149店舗が参加を予定している(10月25日現在)。

 祭りの開催中、対象店での食事や土産物の味の感想をSNSで投稿するなどした人を対象に、抽選で、特産のフグや鯨、アンコウの宅配セットなどが贈られる。

 11月は、イベントが目白押しだ。14~20日「鯨生肉フェア」、16~17日「関門海峡キャンドルナイト」、23日「下関さかな祭り」などを開催し、下関の自慢の味で来場者をおもてなしする。来年2月11日には「下関ふくの日祭」が予定されている。

 実行委員長の冨永洋一・下関観光コンベンション協会会長は「秋冬の観光客を増やし、祭りを通じて市民にも下関の食に誇りを持ってほしい」と来場を呼びかけている。

 キャンペーンの参加店舗などは実行委HP(https://www.shimonoseki-fka.jp)で確認できる。(白石昌幸)

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