フィギュアスケート男子の宇野昌磨(26)=トヨタ自動車=が9日、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。14日に記者会見を開く。
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宇野は「5歳の時にスケートと出会い、21年間続ける事ができ、素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております」と投稿した。
宇野は名古屋市出身。2009年と10年に全日本ノービス選手権を連覇して頭角を現した。14~15年シーズンには全日本ジュニア選手権と世界ジュニア選手権を制し、世代トップの選手として活躍した。
シニアになってからは、18年平昌オリンピック(五輪)で銀メダル、22年北京五輪で銅メダルを獲得。22年と23年には世界選手権を制し、日本男子初の連覇を達成した。全日本選手権は昨年12月を含め、計6度の優勝を果たした。
3連覇を目指した今年3月の世界選手権で4位に終わった後、「毎日、自分が最善だと思える練習をしてきたからこそ、(この結果も)受け入れられる。後悔はない」と語った。
また、「今季は『やめる』という決断ができなくて(現役を)続けていたという感じだった。良い成績を出しても、それに見合ったうれしさを感じることがなくなっていた」と引退を示唆する言葉を残していた。