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フィギュアスケートを舞台に描いたテレビアニメ「メダリスト」(テレビ朝日系)が人気を集めている。物語だけでなく、競技の魅力も詰まっているという。舞台は、浅田真央さんや宇野昌磨さんら複数の五輪メダリストを輩出した愛知県。再現性の高いアニメーションの演出には、地元出身の一流フィギュアスケーターらも関わり、東海地方でさらに盛り上がりを見せている。
「子どもがフィギュア習いたいと言い出した」「フィギュアスケートの技術がリアル」――。毎週土曜深夜の放映後は、SNSのX(旧ツイッター)上でそんな投稿が相次ぐ。
今年1月に放映が始まったメダリストは、愛知県出身の漫画家・つるまいかださんが青年漫画誌「アフタヌーン」(講談社)で連載中の漫画が原作。小学5年生の結束(ゆいつか)いのりが、明浦路(あけうらじ)司コーチと、フィギュアスケートの「メダリスト」を目指す物語だ。
主人公いのりが練習するスケートリンクとして登場するのは「大須スケートリンク(名古屋スポーツセンター)」(名古屋市中区)だ。伊藤みどりさんや浅田真央さん、宇野昌磨さんら五輪メダリストが巣立ったホームリンクでもある。「邦和みなとスポーツ&カルチャー」(同市港区)もいのりがフィギュアスケートの検定試験「バッジテスト」を受ける会場などとして描かれている。
地元出身のアスリートが振付やジャンプ演出
関係者は一様に喜びを見せる。
「こんなに大須スケートリン…