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米大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーが、歴代1位の通算4256安打を記録しながら、野球賭博関与で永久追放された故ピート・ローズ氏の資格回復を検討していると、スポーツ専門局ESPNなど複数のメディアが1日、報じた。遺族の要望があった。
昨年9月に83歳で亡くなる前の代理人だったジェフリー・レンコフ氏が、ローズ氏の娘と没後の同12月にマンフレッド・コミッショナーらと面会。請願は今年1月に提出された。故人と遺族の求める米国野球殿堂入りの可能性を探る動きという。
レッズなどで活躍し、1989年に永久追放処分を受けたローズ氏は2015年に資格回復を求めたが、マンフレッド・コミッショナーに拒否された経緯がある。
トランプ米大統領はローズ氏に今後数週間のうちに恩赦を出すと交流サイト(SNS)に投稿したが、対象は明示していない。