代表的な暗号資産（仮想通貨）であるビットコインが13日、初めて1ビットコイン=9万ドル（約1400万円）台に達した。「米国を仮想通貨の首都にする」と訴えたトランプ前大統領の返り咲きを好感している。大統領選の投票が始まった5日午前時点と比べ、一時3割超も上昇した。
米暗号資産取引所コインベースによると、11月に入り7万ドル前後で動いていた相場は、大統領選の開票が始まった5日夜以降に急騰。8カ月ぶりに過去最高値を更新した。トランプ氏の激戦7州での「完勝」が9日に伝わると、翌10日に初めて8万ドル台に達した。
共和党がホワイトハウスに加え米議会上下院も握る「トリプルレッド」が濃厚になった13日には、一時9万3千ドル台まで上昇した。
前政権時は暗号資産に懐疑的…
