レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが、同組織の司令官を殺害したイスラエルに対して、本格的な報復攻撃に踏み切った。パレスチナ自治区ガザでの停戦・人質解放交渉が続くなか、衝突が中東全体に拡大する懸念が出ている。

 ヒズボラはガザのイスラム組織ハマスと並び、イランが中東各地で支援し、イスラエルと敵対する武装組織のネットワーク「抵抗の枢軸」の代表格として知られる。イスラエルの「宿敵」といえる存在だ。

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 ハマスが昨年10月にイスラエルへの越境攻撃を仕掛けた直後から、「ガザとの連帯」を宣言。南隣のイスラエルに対してロケット弾やドローンによる攻撃を繰り返し、国境周辺でイスラエル軍と攻撃の応酬を続けてきた。

■イランの直接関与か それと…

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