繊維や流通、外食などの労働組合でつくる国内最大の産業別組織、UAゼンセン(組合員数約190万人)は6日、来年の春闘でパート従業員の時給の引き上げ目標を80円(7%)にする方針を明らかにした。最低賃金の引き上げ加速などを受け、70円(6%)とした今春闘を上回る目標を掲げた。

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 UAゼンセンはこの日に千葉県浦安市で開いた会合で方針案を説明した。来年1月の中央委員会で正式に決定する。正社員については、今春闘で「6%基準」とした月給の賃上げ目標を据え置く。内訳は、定期昇給2%を前提に、賃金体系を底上げするベースアップを4%基準とした。

背景に最低賃金引き上げ

 パートの賃上げ目標を引き上…

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