わたしのパパは日本一けちです。わたしはがっかりです――。そんな思いから書き始めた宇都宮市の国吉桃美さん(作新学院小学部1年)の作文が、身近で大切な人への気持ちを伝える『第18回「いつもありがとう」作文コンクール』(シナネンホールディングスグループ、朝日学生新聞社主催)で、優秀賞(低学年の部)に選ばれました。「どうしてこんなにけちなのかな」。ママに尋ねると、知らなかったパパの一面が見えてきたとつづります。
記事の後半に、国吉桃美さんの作文「日本一けちなパパ」の全文テキストを掲載しています。
パパの保孝さん(49)は、おやつは買ってくれないし、電気をパチパチ消してしまう。
桃美さんがママの尚美さん(42)に理由を聞くと、「新聞奨学生だったんだよ」と教えてもらった。パパは生活が苦しく、働きながら勉強して大学に入っていた。
作文は1週間ほどで書き上げ…