
パナソニックが6月に発売する新作カメラについて、このカメラで撮っていない写真を使って性能のよさを宣伝していたとして、謝罪に追い込まれた。同様の行為は長年続いていたとみられ、不適切であるとは「今になって認識した」(広報)。専門家は法律違反の可能性を指摘する。
パナソニックが新たに売り出すミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC―S9」(本体のみで税込み約21万円)の商品紹介ページ。5月23日の公開後、SNSなどで「不誠実だ」「メーカーとして致命的」といった批判が広がった。
カメラの「特長」のページでは、草むらをこちらに向かって走る犬の写真に、「進化したリアルタイム認識AFにより、動きのある被写体の撮影で自動的にピントが合います」とある。S9でこうした写真が撮れるのかと思いきや、この写真は外部の写真提供サイトから権利を買ったものだった。
撮影段階から色合いを自分好…