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2024年11月16日、ペルーのリマで握手するバイデン米大統領(左)と中国の習近平国家主席=AP

 バイデン米大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席が16日夕(日本時間17日朝)、訪問先のペルーの首都リマで会談した。バイデン氏が来年1月で退任するため、今回が最後の会談となる見通しだ。トランプ次期大統領の就任で米中対立が深まることが懸念されるなか、両首脳は米中関係の安定化に向けて協議した。

 両氏は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するためペルーを訪問している。対面での会談は約1年ぶりで、バイデン政権下では3回目となった。

 「米国第一主義」を掲げるトランプ氏が大統領選に勝利し、米中関係はさらなる悪化が予想されている。今回、トランプ氏の復権を前に、米中関係の安定化を図る思惑ではバイデン氏と習氏が一致した形だ。

 習氏は会談冒頭、大統領選に…

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