【動画】イランのイスラム革命防衛隊が公開した、イラン上空に閃光(せんこう)が走る映像=ロイター/アイプレス

 パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放をめぐる交渉で、イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ政治局長は2日、イスラエルがハマスに示した停戦案について「前向きに検討している」と明らかにしました。ただ、強硬姿勢を貫くイスラエルのネタニヤフ首相の立場との隔たりは大きく、予断を許さない状況です。

 またトルコ政府は同日、停戦への圧力をかけるため、イスラエルとの貿易を全面的に停止したと発表しました。

イスラエル・パレスチナ問題をめぐる動きを時系列でお伝えします。

  • 【そもそも解説】イスラエルとパレスチナなぜ対立 和平交渉の現状は
  • 【一つ前】4月19日~5月3日(日本時間)の動き

■■■2024年5月4日(日本時間)の動き■■■

ハマス代表団、4日にカイロへ ロイター通信

 パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放の交渉をめぐり、ロイター通信は3日、イスラム組織ハマスの関係者の情報として、ハマスの代表団が4日に、交渉の仲介国エジプトの首都カイロを訪れる予定だと報じた。ハマスはエジプトから提示された条件に対する回答を持参するとみられている。

 イスラエルとハマスの交渉は、エジプト、カタール、米国の仲介で進められてきた。ロイターなどは、エジプト当局者の話として、バーンズ米中央情報局(CIA)長官が3日にカイロに到着したとしている。

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